昭和十三年の日記-Diary Decades Ago

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87歳になるCさんの日記を
読むのは、さいわいである

昭和十三年五月二十六日
べんとうのおかづがにんじん
なのでいやになってしまった。

昭和十三年八月三日
夕方げんかんでげたをけっとばして
あしたは雨だお天気だなんていって
さわいだのでしかられてしまった。

昭和十三年十二月二十一日
兄さんとすもうをとって居たら、お父さん
が男のやうだといっておわらひになった。

昭和十四年一月三十一日
お母さんがやきいもを下さったが少ないといって
たくさんたべたのでゆうごはんがおいしくなかった。

昭和十四年一月二十五日
家へかえるとちゅうに、わるい人がぢゅんさにひっぱられてゐった。
私もあんな人にならないやうに心がけるつもりだ。

昭和十四年八月五日
家の裏の田んぼで魚をとろうと思ってつい田んぼの中に落ちてしまった。

昭和十四年十一月十八日
今日、兄さんとごもくをやったが問題にならないといはれてやっきりした。

昭和十五年三月九日
三時間目に先生がふとっている人といったら皆が「Cさん、~」などと
いったのでくやしいやらはづかしいやら困ってしまった。
こんなにくやしかったことはいままでにないと思ふ。
せっかく體を丈夫にしてふとってもこう皆にこんな
ことをいはれてはばかばかしいと思ふ。
(赤字で先生のコメント:それは気の毒なことをした。
貴女も肥えてゐて大きいことを恥かしく思ってはだめですよ)

尋常小学校に通う毎日が目に浮かぶ。

My partner's mother kept a diary of
her childhood. I am lucky to be able
to read and share her valuable past.

2:30am/−3.1℃(21.8℃ IN)    
●また雪。うっすら白い世界に戻った。
●夕ごはんは
 炒め物(オリーブ油+ニンニク+ほうれん草+エリンギ+牛肉+牡蠣ソース)
 煮込みスープ(ジャガ芋+人参+豚キャベツ残り+玉葱+大豆
        +蕎麦茶殻+月桂樹+鶏ガラ顆粒)
 (ごはん)

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No title

よくとってありましたね。

Re: No title

そうなのよね。Jさん、それだけはとっておいたそうです。
綴ったことばは、大切だと思ったのでしょう。

No title

昔の人の言葉づかい、素直な表現、美しいですね。本の少し読ませていただいただけで情景が目に浮かびます。表紙も可愛い。

Re: No title

ですよねぇ。「ことば」って、うれしいよね。
そういうふうに使いたいものですが、
ときどき怒らせちゃうこともある。ふー。